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みちのくの和歌、遥かなりみちのくの指導者、凛たり武将歌人、伊達政宗
 
「岩出山伊達家のご法事」
2008年3月9日


 

 今日、岩出山のご法事があった。昨年亡くなられた和子様の一周忌。月日の流れは速い。もう1年経過したのだ。当主の宗尚様や従妹やその子供達にも久しぶりであった。岩出山の伊達家は私の成長過程で多きな影響を受けた家だけに、挙措動作、考え方は共通項が多い。わたしの家との大きな違いは、岩出山の伊達家は先祖を敬う心を特に大切にしていることだ。
 おかげで私も先祖は大事に考えるようになったのはこの家から受けた影響だ。法要の後、御廟を参拝した。清潔に掃き清められていた。何時もそうだが従兄や綺麗な従妹やその子供達がみんなでこの広大な御廟を清掃しているのだ。ここらへんはわたしの家とは異なるのだ。見習わなくてはと思う一瞬。昨年、和子様の逝去の後広大な墓所をきちんと整備された。さらにご法事を控えみなで清掃したのだろう。荘厳なたたずまいの中にも清風が吹いていた。
 とかく殺伐たる雰囲気が漂う昨今、岩出山の従兄、従妹たちのように何時も地味に謙虚に、和子様がそうであったように先祖を大切にし自らを律する生活を心がけている世界に生きている人たちがいるのである。我が家も見習わなければならないと思う。
 墓参の帰り、お宅にお伺いした。従兄、従妹の子供達を相手に開放講座を開催した。日本の歴史や文化を育んだ基層、今西錦司先生の棲み分け論、平泉藤原氏の歴史や文化、少しでも参考になればと考えながら話をした。みんな眼をキラキラと輝かせ話を聞いてくれたように感じた。次代を担う人たちには自信と誇りをもって堂々と生きていって欲しいとの私からのメッセージを伝え岩出山を後にした。

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