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みちのくの和歌、遥かなりみちのくの指導者、凛たり武将歌人、伊達政宗
 
私の養蜂日記ーパート9
2013年12月22日


 

蜜源椊物ヘアリーベッチ只今成長中
  寒さも厳しさを増し、一昨日から雪が降り始めた。毎日1時間半ぐらいは山道を柴犬コロを連れて散歩をしている。何年も前からそれぞれの足に1.5キロの重さを付けて歩いているので、歩くのには自信がある。先日も結婚式のため東京に1泊したが、ズーと重さを付けたままで、地下鉄の乗り換えなどかなり急ぎ足で歩いたが、何とも感じなかった。夜重さを取り除いたときの爽快感は何ともいえない。一昨日、来年度の仙台大学で担当している前期・後期のシラバスの作成依頼のメールを受け取った。仙台大学では毎週3コマ240吊ぐらいの学生に、前期は「歴史学入門《、後期は「歴史と人間《をテーマに講座を持っている。毎回、レポートを提出してもらい評価をしているが、なかなか優れた学生が多い。私が学生時代を考えるといまの学生はしっかりしている。特に仙台大学の学生は大変素直な学生が多いと感じる。レポートには女子学生が時々熱いイタズラ書をしてくる学生もいる。学生もよく私を観察しているものだ。心引き締まる時もある。
 さて、ミツバチは長い冬休みに入ったが冬眠している訳ではない。冬でも30度以上の室温を保っている。そっと箱に耳を近づけるとミツバチの羽の音が聞こえる。寒いときは羽をふるわせ熱を出しているのだ。女王バチを守るように集団でかたまり、寒い冬を過ごすのだ。そのため私は11月下旬、雨の当たらない日当たりの良い軒下に稲藁で囲いをしたが、さらに昨年使用した毛布や蒲団をかぶせ、雨水が入り込まないように工夫をしてより完璧に防寒措置を講じた。入口は3センチぐらいは開けている。外と事なり内部は30度以上なので換気するためだ。風の吹く日は直接風に晒されないように覆いをするようにしている。
 ほとんどの養蜂家は野外で越冬させるので、予期しないような被害も受けている。強風に晒され狭い入口から長い時間冷たい風が入り込めば、内部の気温は急速に下がり、壊滅的な打撃を受けるのだ。また、強風で箱が吹き飛ばされたり、熊に襲われたりと野外にはいろいろな危険が伴う。私は家の側で飼っているので常に気をつけ管理することが出来る。これは有利なことだ。
 来年に備え先生に勧められヘアリーベッチの種を約3000平方メートルに蒔いた。ヘアリーベッチはマメ科の一年草で、茎は細長く2メートルにもなるが、つる性なので支柱になるものがない時の自然高は50センチほどだ.原産地は西アジアから地中海東部といわれているが,あまり土壌を選ばず,耐寒性も強いので世界各地で栽培されたり野生化している。ヘアリーベッチは,牧草として用いられているが、有力な蜜源椊物としても利用されている。年間10アール当たり10キログラムの窒素固定を行うので,緑肥作物としても用いられている。被覆力が強くアレロパシー作用(他感作用)も持っているので,耕作放棄地や果樹園などの雑草防止にも使われている。私は、蜜源椊物と供に雑草防止にも活用しようと考え、最近5000平方メートルを刈りはらいしてもらい、来春種を蒔くこととしている。
 家の周囲15000平方メートルをヘアリーベッチで埋め尽くし、刈りはらいをしないですむ山に出来ないかと心密かに期待している。いまでも青々として冬でも少しずつ成長するとのことで花も綺麗なので来春が楽しみだ。4月末から7月にかけて良いハチミツを提供してくれるものと期待している。