台湾娘の贈り物
昨日、台湾の娘(亭儀・晴子)から思いがけない荷物が届いた。医療従事者の使うマスク50個入りケース4個と高価な珍しい菓子類である。
仙台大学の学生時代私の歴史講座を受講していたことと真摯な態度から懇意となり、荷物の中には当時蔵王に連れて行ったとき2人で採った写真も添えられていた。今はデザイナーとして台湾で活躍している。
また一昨年、仙台大学開学50周年を記念したロゴマークなどを制作している。私の家にも何度か泊まりに来たが、礼儀正しく素直で私の世代辺りまであった古き良き時代の日本女性の気質を多分に身につけていた。
一昨年、理事長の配慮で理事長が彼女に感謝状を渡すため台湾に同行を言いつかり、台北で思いがけず再会を果たし旧交を温めた。卒業後もズーとメールやプレゼントの交換もしているので、本当の娘のような感じを持っている。
彼女からの手紙は『日本のおとうさまへ』が宛先だ。素直な娘で何時も私の後を付いてきた。蔵王、阿武隈川下り、角田の高蔵寺、松島、平泉、山寺、宮城県図書館や大崎八幡神社、仙台市博物館、姉の家では茶道の嗜みを教わった。30箇所位は連れて行った。当時私は仙台大学まで車で通っていた。気力も体力もあったのだろう。
何時も台湾が香港のようにならなければ良いなと考えている。日本人は平和ボケしているが台湾から来る学生たちと接していると、やはり皆目標を持ちしっかりといろいろなことを学ぼうという意欲が感じられる。 昭和40年代辺りまであった日本人の気概を感じる。台湾が何時までも自由で平和な国であることを祈っている。
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